50代が感じる生きづらさ

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はじめに:50代の日常生活における生きづらさとは?

 

「50歳」の節目は、他の年齢とは違う何とも言えない「漠然とした不安」がまとわりつくことが多いです。

仕事や健康面でも、その他でも、何らかの問題が少しずつ生じてくる年頃です。

「自分は今のままでいいのか」「これからどう生きていけばいいのか」そんなことを考えつつ、

「人生の生き方」を考えるのが50歳、私自身の経験からそう思います。

50歳前後は多数の占術でみても、運勢の変化、人生のサイクルでも運氣が大きく変わるタイミングです。

 

カウンセリングや占い、スピリチュアルな仕事において、
50歳前後の人からの相談が多く、男女問わず、生きづらさを抱えている人が多いと感じます。

 

内閣府が発表した平成30年度の「国民生活に関する世論調査」*によると、

「日常生活での悩みや不安を感じている」という人の年代別の割合は50代が69.5%と最も多いそうです。

こうしたデータを見ても、50歳前後は「不安を抱え始める」年齢と言えるようです。

不安を抱える要因として考えられることは

・仕事環境の変化や出世の難しさ
・経済的な不安定さ
・親の介護問題
・社会の価値観や流行の変化に追いつけない
・IT技術の進歩
・若者世代とのギャップ

これらの要因が重なり合うことで、50代の人たちは生きづらさを感じることが増えているといえます。

このような状況に直面する50代の人たちは、自身の才能や経験を生かす場所や新たなチャンスを見つけることが困難になり、生きづらさを感じるのです。

このような生きづらさに対処するための具体的な解決策やアドバイスについて考えていきたいと思います。
*平成30年度の「国民生活に関する世論調査」は以下で確認できます。
世論調査 図13-1

仕事環境の変化によるストレスと不安

現代の仕事環境の急速な変化は、50代の人たちにとって過度なストレスと不安を引き起こしています。
長年、慣れ親しんだ仕事のやり方やルーティンが一変し、新しいテクノロジーやツールの導入、デジタル化したことにより、新たな仕事のスキルや知識が求められるようになりました。
これにより、50代の人たちは自分自身がこれまで以上に頑張らなければならないと感じ、不安やプレッシャーにさらされるのです。

今から10年ほど前、当時50歳前の私自身の経験です。

臨床経験と医学知識を活かし、治験コーディネーターとして業績をあげることができていましたが、治験のグローバル化に伴い、英語は必要不可欠となり、更に、次々と海外のITツールや海外の検査機器を扱うことになりました。
見たこともない機器を触ることに抵抗があり、慣れない機器を使いながら、患者さんに説明をしなければなりません。間違えては、いけないというプレッシャーもありました。

私の手伝いにきた若い子たちは、覚えることが早く、手早く機器を扱うことができ、海外へのデータ送信、結果確認等がスムーズにできました。
治験、医学に関する専門的知識や経験は全く負けていませんが、自分が戦力外になったようで、自分の自信が失われていくような、初めての感覚に戸惑ったことを覚えています。


仕事環境の変化、若い世代とのコミュニケーションスタイルや価値観の違いにより、50代の人たちは居場所や存在意義への不安を抱くこともあります。

さらに、経済状況の変化やリストラの影響も加わることで、50代の人たちは再就職や転職の困難さに直面することがあります。
これらの仕事環境の変化は、50代の人たちにとって大きなストレスとなり、生きづらさを感じる要因となっているのです。

家族や友人関係の変化による孤独感

 

 

家族や友人関係の変化は、50代にとって孤独感を引き起こす要因となることがあります。

 

例えば、子どもたちが独立し、家庭を持って自立していく過程では、親との関係も変化していきます。

子どもたちとのコミュニケーションや共有する時間が減り、これまで父親として、母親としての役割を果たしていたことが少なくなるため、親は寂しさを感じることがあります。

子離れができていたつもりでも、やはり寂しいものですから、子離れができていない場合は、心のダメージが強くなると思います。

 

友人関係においても、仕事や引っ越しなどで、遠くに住む友人が増えていくこともあります。

会う回数が減ったり、交流が薄れたりすることで、50代は友人との繋がりが薄れると感じることがあります。

久しぶりに連絡してみたら、親の介護で疲労していたり、病気を患っていたり、心が傷ついて別人のように変わっていた人もいました。

 

このような変化や経験は、日常の生活において孤独感をもたらしていき、自分自身と向き合う時間が自然と増えることにつながります。

しかし、孤独感を感じることは悪いことではありません。むしろ、自己成長や新たな趣味や関心事を見つけるきっかけとなるかもしれません。

50代は、この孤独感を受け入れつつ、新たな出会いを求める努力をすることが大切です。

例えば、地域のサークル活動やボランティア活動に参加することで、同じ趣味や関心を持つ人々と出会う機会を作ることができます。

また、自分自身を大切にし、自己肯定感を高めることで、孤独感を和らげることもできます。


孤独な時間ではなく、『自分の為に生きる時間ができた』そう考えたら、嬉しくなりますよね。


人生の新たなステージを迎える50代
だからこそ、新たな人間関係を築き、充実した日々を送ることができるチャンスになります。

社会の価値観やステレオタイプによるプレッシャー

 

社会の価値観やステレオタイプ*によるプレッシャーは、50代の人たちにとって生きづらさを感じさせる要因の一つです。

例えば、多くの人が50代を定年退職の時期と捉え、仕事においては若手に取って代わられることが一般的と考えられています。

このような価値観からくるプレッシャーは、自己評価や自己肯定感を揺さぶり、自分の生きがいや存在意義に対する不安を引き起こすこともあります。


また、50代の人たちに対するステレオタイプも影響しています。

例えば、若さや体力の衰え、新しい技術に対する適応力の低下などが一般化されており、50代の人たちはそのようなイメージに縛られてしまいがちです。
これによって、自己成長や新たな挑戦に対する意欲が削がれ、生きづらさが増大してしまうことも考えられます。

 

社会の価値観やステレオタイプに囚われないことが大切です!
そして、より自分自身のことを知り、自分の強みや可能性を見出すこと、自身の存在を主体的に捉えることが求められるのです。

 

ステレオタイプとは、多くの人に浸透している先入観や思い込みのことです。
例えば、「女性はか弱くておとなしい」「日本人はメガネをかけていてまじめ」など、性別や国籍といった、
ある属性を持つ人に対して作られたイメージが該当します。
「固定観念」(いつも頭から離れないで、周囲の状況の変化に応じることが困難であること)や、「既成概念」(すでにでき上がり動かしがたいもの)と言い換えることができます。

生きづらさを克服するために

生きづらさを克服するためには、自己肯定感を高めることが重要です。

50代は人生の節目であり、自身の経験や知識を活かすことができる時期でもあるんです。自分の強みや得意なことを見つけましょう。
強みや得意なことに集中すること、没頭することで自己価値を高め、生きづらさを軽減することができます。

また、他の人と比べずに自分自身と向き合うことが大切です。

自己肯定感を高めるには、どうしたらいいの?

自己肯定感を高めるには、基本的自尊感情を育てること。
安心安定した心の土台をつくることが大切です。

 

朝日架恵のカウンセリングで
安心安定の心の土台をつくることができます!

・満たされなかった気持ちを表現できるようになる
・心が十分に満たされる
 「自分は存在していいんだ」という想いが自然と生まれる
・本来の自分を表に出せるようになる(本来の自分で生きる)

 

自分らしく輝く最高の人生を歩むために

①   本来の自分を知る  ②自分を癒す  ③自分の未来を創造する

3つのステップで自己肯定感を高めながら
ありのままの自分を受け入れ、本来の自分を思い出し
自分らしく輝く人生を生きていくことができます。

 

誰にも遠慮する必要はありません。
あなたの人生の主役は、あなた自身なのですから。

 

これまでが辛い人生だったとしたら、もうその辛さは必要ありません。
我慢ばかりの人生だったとしたら、もう我慢する必要はありません。

あなたは一生懸命に生きてきました。
これからは、自分の人生を自分で創っていくのです。

本当に?自分にもできるの?
そう思うあなたは、まず、自分の辛い気持ちを話す(放す)ことから始めましょう。

 

初めての方には

お試しカウンセリング(90分)を受けていただいております。

ゆっくりとお話を聴かせていただきます。
あなたのお気持ちや状況を一緒に確認させていただきます。
お悩みをどのように克服していったらよいのかをお伝えいたします。


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朝日架恵

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